CAMPUS2023
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 4.発信された情報の完全消去は事実上不可能44誰でも自分の考えや身近なできごとを口にしたくなることがあります。webによる情報発信、コミュニケーションツールは電話のようにあたりまえに使われるようになりました。SNSの利用には次のような点に十分に注意してください。街中で出会った出来事や友だちと出かけたときの楽しい様子などをアップする場合①たとえば記念の集合写真をブログにアップする場合、写真に映っている人たちの同意を得ていますか。②写真や動画の映像や音声によって顔、車のナンバー、個人を特定できる文字情報などが入っていませんか。③webにアップしたコメントで個人が特定されることはありませんか。同意なしに個人が特定可能な情報をアップした場合、法的責任を問われることもあります。十分に注意してください。あなたに悪意はなくても、webにアップされた人にとっては許しがたい内容である場合があります。アップする前に本人に、アップ内容を伝えて了解を得るぐらいの慎重さが必要です。例えば、深夜に集まって騒いだり、動植物に危害を加えたり、交通の障害になるような行為などは閲覧した人に不快な思いをさせうるものです。また、それを模倣するような人が現れれば迷惑行為を誘発することになります。一度webにアップされた情報を完全に削除するのは極めて困難です。誰かがその情報をコピーしたり保存したりしているかもしれませんし、それを把握することは事実上不可能と言ってよいでしょう。たとえ悪意はなくてもアップしてしまったものは完全に削除するのは極めて困難です。取り返しのつかないことになる前にもう一度確認しましょう。web上の情報には、正しく検証された情報ばかりでなく、アップしたTwitterにしてもFacebookにしても仲間内だけで共有しているのではなく、不特定多数の利用者が閲覧できることを忘れがちではないでしょうか。あなたがwebにアップしたものが法的、経済的責任を求められることになるかもしれません。行為を誘発させるものになっていませんか法に触れる行為はwebにアップするしないにかかわらず、行為そのものが違法なので論外ですが、マナーに反する悪ふざけや迷惑行為をアップすることも慎みたいものです。1.個人情報に注意2.誰かを誹謗中傷するものになっていませんか3.閲覧した人に不快感を与えるものになっていませんか、迷惑5.web上の情報には誤りやデマも多いSNSの利用はマナーを守って

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