CAMPUS2023
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(2)クールダウン30して欲しいと思います。(3)テーピング学生生活の中で発生する傷害の多くはクラブ等のスポーツによる場合が多いようです。傷害を防ぐには事前のウォーミングアップやテーピング、そして終了後のクールダウンをしっかり行う必要があります。しかし、スポーツ前に睡眠不足であったり前日に飲酒をしたりではケガを未然に防ぐことはできません。日頃の体調管理にも十分注意しましょう。万一の傷害発生に備え救急箱や緊急連絡先など普段から準備・整備しておき、応急処置の練習をしておくことも重要です。また、大学へも必ず連絡しましょう。これらは通常の学生生活や日常生活の中でも起こりうることなので参考にスポーツだけでなく力仕事など作業を行う場合にも事前にウォーミングアップをしましょう。ウォーミングアップは種目によって多少異なりますが、基本的には軽度~中程度の運動を行います。①.軽いジョギングを行うことで体温を上げていきます。軽く汗ばむくらいまで体温を上げていきましょう。これにより血圧が上昇し血流が増えることで筋肉細胞の代謝が活発になります。また、神経の情報伝達速度が上がることでスムーズな筋肉の収縮と弛緩が可能になります。心臓や肺に軽い負荷を与えることで心肺機能も目覚めます。疲労物質の代謝が活発になり継続的な運動が可能になります。②.体操をしましょう。ジョギングだけでは特定の筋肉しか使いません。体操により他の筋肉も使い全身運動の準備をしましょう。③.からだが温まったらストレッチをしましょう。スポーツ前のストレッチでは立位で運動しながら行えるメニューを作りましょう。筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げていきましょう。ストレッチは反動をつけて瞬間的に過大な負荷を与えてはいけません。息を吐きながら徐々に伸ばし痛みを感じたところで5秒~30秒保ちましょう。保持する時間はコンディションに応じて調整してください。ストレッチにより筋・腱の柔軟性が上がり肉離れなどの傷害が起こりにくくなります。①.軽くジョギングをし、筋肉の緊張を解いていきましょう。運動後すぐに安静にすると筋肉内の疲労物質が排出されにくくなります。軽く運動することで血流量を維持し疲労物質の代謝を助けましょう。②.ストレッチをしましょう。スポーツによって硬くなった筋肉は疲労や小さな肉離れの現れです。運動後ストレッチを十分に行い筋肉の硬直をとることで傷害の発生を予防しましょう。クールダウンで行うストレッチはリラックスできるよう座位で行うほうが効果的です。①.テーピングの目的は傷害の予防と傷害を負った部位にかかる負荷の1.傷害の予防(1)ウォーミングアップ傷害予防と応急処置

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